13面体の賽子

最後に決めるのは自分だ。断じてサイコロではない。

文具イベントに行ってみた 100日ブログカウントダウンマラソン98日目

先日のイベント

先日あったことをブログにするようでいいのかという疑問はあるが。

先日行われた文具イベントに、大学の授業がかぶっていたので、一つの授業はちゃんと出て、もう一つの授業は一回お休みさせていただいて、参加した。

途中からの参加だったが、楽しめたと思われる。

毎年行っている、文具関連の会社が集まって行うイベントらしく、会場には様々な文具関連の会社が所狭しと並んでいた。それこそメジャーなものから、オフィス用品のスペシャリストまで。

全体的な感想

全体的な感想としては、「マイナンバーを意識した会社が多い」ということであった。

マイナンバー対策用のシュレッダーであったりとか、金庫類であったりとか。

個人情報に関わることなので、色々と敏感になるものなのだろう。私個人としてはそれがうまく作動するのかどうかがてんで分からないままだが。

掘り出し物的な感じ、新商品を事前に知ることができる感じ

個々の感想としては、意外と自分の知らない文具を沢山知ることができて良かったということに尽きる。

また、発売して間もない商品や、今後発売予定の商品を多く知ることができた。

例えば、preppyの0.2mmであったりとか、キレイナーレというタブレット端末・スマートフォン端末用の掃除用品とか。張り剥がしの可能なホワイトボードも紹介されていて、文具好きにはたまらないイベントであった。

そして、棚ボタる

そのイベントでは、来場者は誰でも参加できるガラポン抽選会が行われていた。あたりが出ると、美術館の特別展のチケットがもらえるらしい。

物は試し、タダで参加できるならばと、一回まわしてみると、

何と当選した。

 

・・・なぜにこういうときだけ運が良いのか。

取りあえず近隣の県の面白そうな美術展のチケットをもらった。ペアチケットなのだが、誰と行こうか…

 

色々あって飛びすぎた98日目。

 

 

 

風邪とラー油とバッカスと 100日ブログカウントダウンマラソン80日目

試験から今までを単語で振り返ってみる。

今年のカウントダウンマラソンは、全くもって更新ができていない。それはよろしくないことである。9月の終わりから10月の初めまでにあったことを振り返ってみると、

試験、送別会、演習、旅行計画、東京、履修登録、笛、事後指導、グループワーク、文法、ゼミ、サゴヤシ、英語、風邪、短時間睡眠、英作文、驚愕、相談

と、ざっとこんな感じである。

色々と起こりすぎて自分でも収拾はついていないし、読まなければならない文献が大量にある。決めなければならない事柄も大量にある。

いつの間にかいつもの風邪の症状が

そんなこんなしていたら、急に寒くなったのに布団を出さなかった所為なのか、遅くまで図書館に残っていて、薄着で帰宅した所為なのか、喉を痛めていた。今回は対応が素早かった。すぐに病院に向かい、診察を受ける。診察時間より待ち時間の方が長かった。

常には考えられないようなことに、熱が出かけていた。

ラー油とバッカス

病院からの帰りに、食材を確保しに走る。そして目についたのが、久方ぶりにお目にかかった食べるラー油と、昨年冬~今年1月2月にお世話になったチョコレート。

ラー油は少し安かったが、チョコレートは出始めということもあってか少し高かった。

 

エスビー S&B 俺たちのおかずラー油 110g

エスビー S&B 俺たちのおかずラー油 110g

 

 やはりラー油にはガーリックであるというのが私の持論。

ロッテ バッカス 12粒×10個

ロッテ バッカス 12粒×10個

 

 とても美味い。冬の癒しにして、試験期の戦友でもある。

風邪になると、普段は食べなくてもやっていけるような物を食べたくなるものであると悟った今年の風邪であった。早く治したい。

80日目。

シケレポ!平成27年度国家総合職教養区分一次試験 100日ブログカウントダウンマラソン69日目

最高に準備不足な試験

そもそも準備する気すらしなかった。謎の朝活に出かけたり、本を読みまくったり、どこかの面接に出かけたり、ゴロゴロしたり、ゴロゴロしたりしていたので、結局のところ仙崎は一度もまともに公務員試験の勉強をしなかったことになる。微妙に焦りを覚えながらも前日まで受けるか受けないか迷っていた。
遠いのである、交通費がかかるのである、少し早起きしなければならないのである、次の日も演習があるのである、その日夜からインドネシアに旅立つ友人を見送る飲み会があるのである、

最もやる気の出なかった試験

ここ5年ほど色々な場所で色々な試験を受けてきた。死に物狂いの試験も、楽勝の試験も、背水の陣で挑んだ試験も、準備不足のまま震えながら受けた試験もあった、勿論眠すぎる試験もそして受けるのが楽しみで仕方がなかった試験も孤独な試験も友達と笑いながら受けた試験も。
この試験のやる気は異常に無かった。なぜなら負けることが見え透いているからである、そうそう合格する試験では無い、7時間も拘束されるくらいなら家で論文の一本や二本でも読んでいたほうがマシなのではないか。そんなことをぐだぐだと考えまくっていた。気がつくと試験当日朝四時を過ぎていた。

二度寝してバスに一本乗り遅れた試験

それでも若いとはすごいものだ、アラームがなって6時に目がさめる。そして余裕の時間を見て再び眠る。次に目を覚ましたら6:54。乗ろうと思っていたバスが既に出ている時間ではないか。
慌てて次のバスを探す。どうやらなんとかそれで間に合うらしい、服を着替えて、なんだかんだ言っても昨日のうちに用意していた荷物を持って家を出た、行きの車内ではチョコレートドリンクを飲みながら寝ぼけていた。普段は乗らないような電車に乗り、普段は降りないような駅を降りてたどり着いた某私大。
そのころには覚悟はできていた、

予想外の試験

そんなこんなで午前の部。仙崎の予想では、午前中に多肢選択式が来るものだと思っていた。ちょうど2時間と1時間半の試験だったので。しかし蓋を開けてみれば、
総合論文試験4時間(終了時刻13:20)しかも途中退室不可。(トイレ・水分補給などは可能)
ナショナルサーヴァントの闇を見た気がした。休憩時間も40分だったので。
2問をそれぞれ1問1時間20分ほどで書き殴る。恐れていたほど難しい問題ではなく拍子抜け。2問目は英検一級の二次試験日本語版みたいな感じだった。取り敢えず書く、論理もへったくれもないけども書く。
前の人がやたら机に背中を当てていたので気が散る。これも試験のご愛嬌。
書き終えてから暇すぎて問題用紙に今後一週間のToDoリストを作ってしまったのはご愛嬌。
途中で4時間が長過ぎてトイレと見せかけての飯を食いに行きたい衝動に駆られたが我慢。普段昼飯を11:30頃に食べていたのが仇となった。
晴れて解放され、朝コンビニで購入して、冷えて寄りマカロニグラタンとなったものを食す。これも試験の醍醐味である。

後はよくあるパターンの試験

午後はいつもの多肢選択式。文章理解は何となく毎回間違える気がしない。英文和文共に。簡単すぎたと思う。
数的処理の途中に異常な眠気に襲われる。恐らく1時間半睡眠の弊害。取り敢えず試験時間内にマークし終え、多肢選択式の二部、いわゆる知識問題に移る。こちらも適当にマークする。早めに終わったので退室し、水分補給などを存分に行う。眼や肩の疲れを解し、心地よい疲労感と達成感に包まれる。なんだかんだ言ってやはり試験に来て良かったと思われる。
試験終了後に問題集だけもらって後は電車とバスに揺られるだけである。

今回何故にそこまで試験を受ける気がしなかったのか

ついに耄碌したか自分、と叫びそうになるほどであった。
本当に、自分でも信じられないほど試験を受ける気がしなかった。
知り合いに電話で「試験を受けなければ何か負けた気がするのだが、その気のためだけに7時間も試験を受けに行くのはしんどい」などと言った覚えがある。
自分でもなぜそんなことを言ったのかはわからないが。
多分、ある程度の安住の選択肢があったからだろう、負けると見え透いている試験を受けに行くほどもう若くないのかもしれない。

結局受けたけど。
そして受験したことに後悔はない。
自分のことだから、受験しなかったら「たられば」で甘ったれたことを言いだすはずである、その自分を沈めとくためかもしれない、取り敢えず今は結果はどうであれ非常に清々しい気分である。

69日目。

あと3日だったりする 100日ブログカウントダウンマラソン66日目

傘が壊れた

一昨日は高校時代の友人と飲み会があった、飲み会のような話会のようなハシゴのような会であった。
三年ぶりくらいに会った友人もいた、音ゲーを初めてやってみた。
昨日は100km超の大移動だった。何かと疲れた、恐ろしやシルバーウィーク。
本日は大学関連の演習だった、これから土日を除いてあと3日ある。傘が壊れたり靴擦れが出来たりと少し大変であった、

……国家総合職教養区分試験を忘れていた。
……あと3日、卒論なりなんなりと他にもせねばならぬことは多々あるので、今回も負けるとわかりつつも実力で戦うことになるのだろう、

66日目。

笛が欲しい話 100日ブログカウントダウンマラソン63日目

ティンホイッスル

仙崎はこのブログを始めてから3,4ヶ月後に、笛を購入した。
そのころは初めてティンホイッスルを買うということで、右も左もわからなかった。取り敢えずCD付きのものを購入して2年近く練習を続けてきたが、どうも音質が悪い気がする。また、Amazonのレビューを見ても、あまり今使っている笛が良い音であるとは書いていない。
そんなこともあって、新しい笛を購入しようと思い立った。

笛の候補

そしてこちらのサイト【ケルトの笛屋さん】| 楽器紹介PVを参照して、現在候補に挙げたのが次の3つである。

このティンホイッスルは比較的安価なモデルであり、試聴してみると文字通り音が滑らかで甘い気がした。仙崎は入門者でもあるのでこの笛で練習をさらに積んでいきたいと思っている。

ティンホイッスル Susato PVC製

ティンホイッスル Susato PVC製

このティンホイッスルは、上のものと比べると少し値がはるが、音ははっきりと出そうである。大人数でセッションする日が来るかどうかはわからないが、そうなっても音が生きるモデルになりそうである。

こちらは比較的高価なティンホイッスルの部類に入ると思われるが、音はかなりしっかりしていると思われる。流石に入門者であるのにこれを手にして良いものか、と思わなくもないが……

いずれにせよ芸術の秋でもあるので、ティンホイッスルは新調してさらなる練習をしていきたい。
63日目。

続きが気になるが次回作の出版が未定or完結したラノベ3選 100日ブログカウントダウンマラソン60日目

読書関連の記事で

昨日、本に関する記事を書いて、ふと思い出したことがある。人生に影響を及ぼし、尚且つ手に汗も握り、結末を渇望し青春(?)を謳歌する際の友となり糧となった本のジャンルがあることを。・・・ラノベである。

サクッと読めて内容はしっかりと作りこんであって、傑作と呼んでも差し支えが全くなく、スタンディングオベーションすら捧げたいほどの作品が。それにも拘らず、完結であったり先が分からないままに数年過ぎてしまった作品が。仙崎の中には三つある。本日はそれらを紹介していきたい。(出来る限りネタバレは無い方向で)

絶望と不可能を異常なまでに嫌う男子高校生と愉快痛快な仲間たち

超人間・岩村 (集英社スーパーダッシュ文庫)

超人間・岩村 (集英社スーパーダッシュ文庫)

 

 仙崎が高校生の時に出会った名作。「無理」「不可能」といった言葉を心の底から嫌う高校生・岩村はいつしか自身が通う高校内では「超人間」として有名になっていた。彼とその仲間たちが所属するアメコミ同好会が、様々な校内外で起こる出来事を何とか丸く収めたり解決したりしていくというストーリーになっているのだが、登場人物のかけあいや、至る所にちりばめられているギャグ要素、主人公の対極として物語の中で位置付けられている、「完璧超人」の異名をとる生徒会長と生徒会の面々による暗躍、と今後の展開を大いに期待させる内容となっている。

しかし、次巻が全く刊行されない。

そしてこのラノベ、名言が大盤振る舞いされているのである。

ネタバレになりそうだが、最後の方から引用を。

「そんな事のどこが『無理』だ!『不可能』だ!いいか!本気で愛しているんなら躊躇うな!人間はみんな死ぬんだぞ!そのうち本当に何もできなくなるんだぞ!」

そして陽春は、力の限り叫んだ。

「俺がお前の力になってやる!できない事とできる事の違いを教えてやる!」

―『超人間・岩村』p274

彼が絶望や不可能を嫌う理由を知ると、この主人公を単なる「暑苦しい」奴だとは思えなくなる。

 

退かず戦う死神と超絶不運の女子高生と

サバキの時間―SLEEPLESS SHEEP’S JUDGE (角川スニーカー文庫)

サバキの時間―SLEEPLESS SHEEP’S JUDGE (角川スニーカー文庫)

 

 

サバキの時間―地獄の斧と亡者の鎌 (角川スニーカー文庫)

サバキの時間―地獄の斧と亡者の鎌 (角川スニーカー文庫)

 

 次はいかにもラノベらしい雰囲気漂う二冊である。

かなりの不幸体質の女子高生、伊吹綾香は、ひょんなことから「死者」に間違われ、バス事故に巻き込まれてしまう。実はそのバス事故を起こした人物は冥界から現世に戻ってきた「死者」であり、その「死者」を捕縛しに冥界からやってきた輪廻護法官:サバキと事故をきっかけに出会う。それ以降様々な「死者」を巡る事件に巻き込まれつつも、輪廻護法官であるサバキの手伝いをしつつ彼の師匠を殺害した犯人である「死者」の情報を集めていく…

全体としてテンポよく進んでいく話に一話完結型の内容構成となっている。

物語のアクセントとして出てくる「死者」の特殊能力、諺や四字熟語などを基にした「冥界刑具」、そして輪廻護法官の自身の魂を削って作る武器。

これらの要素と、「死者」とカルマに関する冥界のシステムを根底に置きつつ、話が進んでいく。

この作品の見どころは何といってもどの登場人物も皆必死であるという点であろう。

『超人間・岩村』とはまた違った意味で、何らかの事情から必死に何かをしようとする登場人物が多数登場する。

2冊で完結、という形を取ってはいるが、続きが気になる。とはいえ2冊目の終わり方が非常に綺麗なので何とも言えないのだが。

ハードボイルドアクションとかしっかりした世界観とか

 

 

 

 

 

 

 ラノベの中ではSFアクションに非常に特化した部類に属していると思われる。人類が地球を捨てて新たに居住し始めた惑星において、その惑星にもともと住んでいた生物(原生種)と戦うために生み出された「アルティメット」という戦闘に特化した種族。原生種を粗方相当し終えた後、人類は「アルティメット」の戦闘能力を恐れ、彼ら彼女らを排斥した。その排斥に恨みをおぼえた「アルティメット」の中にはテロ組織を作る者たちが存在し、人類に牙をむいていく―――

民間の軍事産業の中では弱小の部類に入る会社の社長を務める少女と、元・原生種を掃討する特殊部隊の凄腕の戦士だった「アルティメット」を含めた様々な社員たちが「アルティメット」の巨大なテロ組織と戦っていく、というのが全巻を通じた内容構成である。

様々な武器や戦闘術、SF技術などの魅力的な描写は勿論のこと、淡々と描かれる戦闘シーン、敵味方関係なく笑いを誘うギャグシーン、「アルティメット」達の悲哀、テロ組織の意外な目的、と重厚な世界観と相俟って壮大な物語を織り成しているのだが、5巻、6巻において何とも駆け足感が否めない。

もう少し続いてほしかったし、完結はしてほしくなかった作品でもある。テロ組織との攻防戦や、他の民間軍事産業との関連、惑星を巡る巨大な陰謀やら政治やらと、面白い要素が多々ある作品でもある。軍事・SF好きにとってはたまらない作品なのではないかと。

 

60日目。

人間に対する深い洞察と天地への考えを垣間見る:『易経』 100日ブログカウントダウンマラソン59日目

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

人生、とはいえ仙崎はまだそれほど多くの人生を生きてはいない。四半世紀も生きてはいないので、それほど人生経験がある訳でもなく、長い道程を歩いてきたわけでもない。

だが、自分の人生に最も影響を与えたのではないかと思っている本が1冊――正確には2冊――ある。『易経』である。

易経〈上〉 (岩波文庫)

易経〈上〉 (岩波文庫)

 
易経〈下〉 (岩波文庫 青 201-2)

易経〈下〉 (岩波文庫 青 201-2)

 

 知ったのは中学生の頃だった

易経』という書物があることを知ったのは中学生の時だった。たまたま図書館で見つけたというのもあるし、当時中国の歴史関係の小説を大量に読んでみようと思い立って読んでいたというのもある。しかも、その小説で取り扱う範囲が殷王朝~周王朝への変遷に関わるもの、であったのである。つまり、『封神演義』である。

完訳 封神演義〈上〉 (歴史外伝)

完訳 封神演義〈上〉 (歴史外伝)

 
完訳 封神演義〈中〉 (歴史外伝)

完訳 封神演義〈中〉 (歴史外伝)

 
完訳 封神演義〈下〉 (歴史外伝)

完訳 封神演義〈下〉 (歴史外伝)

 

 この小説を読んで易の思想があったことを知り、また同じ図書館に『易経』が入っていたこともあって読み始めることとなった。後に書店で見つけて購入することになる。

謙虚であれ、物事は移り変わるものであることを知れ

岩波文庫の『易経』では、64の卦について一つ一つ漢文と、それの書き下し文、日本語での解説が与えられていた。中学生にとっては非常に親切な設計である。

今では書き下し文も、その原文である漢文も読めば大体意味が分かるものだが、当時の仙崎は日本語の解説をメインに読んでいた。

それでも、当時の自分と、今の自分に至るまでに与えた影響は大きいと思われる。

まず、謙虚でいることの大切さを知った。どうやら卦には色々と種類があり、更にその卦にも読み方が複数あるらしい。そのそれぞれを読み解いていくと、「謙虚であれば物事が悪化することを防ぐことが出来るかもしれない」パターンが多く存在するのである。謙虚でいることで周りからの助けを得られる、自分の主張が通る云々…、謙虚でいることの大切さは殆どこの本から教わったものである。

そして、万物は移り変わるもので、ずっと不運が続くものでもなければ、ずっと幸運が続くものでもないことも知った。卦の中には瑞兆を示すものもあれば、そうでないものもある。かなり良い卦もあれば良く無い卦もある。そして、良い卦も読み方によってはあまり良く無い意味もあり、「耐えて過ごすべし、時期を待つべし」といったアドバイスが加えられる場合もある。これらの卦から人生も含めて何事も移り変わるものだと知った。それを知っているのといないのとでは、不運に遭遇した時、何をやってもツイていない時の心構えが大きく異なる気がする。

易経のおかげか

中学生の時に『易経』の上巻を読破し、下巻の途中まで読んで、そのまま飛ばし読みをして放置しているのだが、上記の事柄をこの本を通して知ったおかげか、トラブルに巻き込まれても動じなくなり、また良いことがあったり自分の実力が認められた際も調子に乗ることがなくなったように思われる。結構いつでも自然体で落ち着いていられるような気がするのである。気のせいかもしれないが。

そして、『易経』に描かれている古代中国の自然観や人間を取り巻く状況に対する意見などから、当時の人々が自然や宇宙、人生をどのように考えていたのかを少しは知ることが出来る二冊であると仙崎は考えている。少なくとも単なる占いの本ではない、と仙崎は断言する。

 

59日目。