13面体の賽子

最後に決めるのは自分だ。断じてサイコロではない。

2016年自分内筆記具大賞~2016年に手に入れた楽しい筆記具5選

忙しくはあった、忙しくはあったが

2016年もあと3日、というところまできた。

自分が生まれてから今までで一番忙しい年だったと思う。

新卒で入社し、毎日午後11時に家に帰りつく日々の中で、ちょくちょくと有休をとり(それもあまり快くは思われていなかったが)、色々な場所に出向いて「これは!」と思うような筆記具を集めて回った。

ある時は神戸、ある時は東京、ある時は大阪、と行く先々で筆記具を購入したり、場合によっては自分で作り上げたり。

それらを写真付きで紹介していきたい。

万年筆とローラーボール、インクに惚れ込む一年

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上から、PILOTのPRERA、PILOTの自作万年筆、カキモリローラーボールに自作のインクを入れたもの、最後にHERBINの東急ハンズ限定セット。

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 こちらはPILOTのパラレルペン。インクは付属の黒。

それでは一枚目の写真の物から紹介していきたい。

これはカリグラフィ用を購入した。書き味はカクカクとした感じである。日本製らしく、漢字を書きやすい(気がする)。インクはこれもPILOTの色彩雫「冬将軍」を使用している。 

パイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-50-FS フユショウグン
 

 

次の万年筆は8月に神戸で行われた万年筆製作体験イベントで作ったものである。

clown-crown0798.hatenablog.com

自分の中では割と気に入っており、こちらも書き味は硬め。PRERAカリグラフィー用よりも細字。インクはPILOTの色彩雫「孔雀」を使用している。

パイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-50-KJ クジャク

パイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-50-KJ クジャク

 

 

三本目は東京はカキモリローラーボールローラーボールとは謂わばゲルインクボールペンのようなものである。こちらを11月下旬に購入した。人生3回目の東京への到達であり、人生初の東京旅行である。

たのしく書く人。カキモリ

ローラーボールはやはりなんといってもその書き心地である。紙面をするすると這っていく、それが思考を伸ばしていく。

中に入れたインクはカキモリのお隣のインクスタンドで作ったものである。「春」をイメージした緑色で、今後ちょっとした一筆などを書く際はこちらを使いたい。

inkstand.jp

 

四本目はフランスの老舗エルバンによる東急ハンズ限定品である。こちらもローラーボールだが、カキモリのものよりも軸が細い。字幅も心なし狭い気がする。今回はローラーボールと限定インクのセットだったため迷わず購入した。地元の東急ハンズには万年筆コーナー自体があまり充実していないので、大阪で見かけた際に手に入れた。

www.quovadis.co.jp

 

二枚目の写真の物は、見た目通り(?)カリグラフィー用のペンである。PRERAとは比較にならないほどのカリグラフィ感が文字から漂ってくる…はず、である。

他にもペン幅がいくつかあるのだが、その中でも幅が二番目に広いものを購入した。画像を見ていただいても分かるように、このペン、それなりの字が書けるようになるまで割と訓練を要する。一応パラレルペンの付属の説明書にはいくつかの書体と書き方が書いてあったが、あまりうまく書けたためしがない。ので、今回の画像ではいつかどこかで覚えたエセ筆記体を使用した。13をローマ数字で書いた理由は、アラビア数字で書こうとするとどうも1がうまくいかないからである。

忙しさの中にも…

確かに2016年は忙しくはあった、しかし同時に文具面では非常に恵まれていたような気がする。

万年筆つながりで、同期で友人が出来たこと、その友人と色々な文具屋を巡ったこと。

インクを色々と手に入れたこと、自分でインクを作ってみたこと。

これらは忙しさのあまり殺伐とする日々に潤いと安らぎを与えてくれたように思われる。

来年も文具面で非常に充実した一年を過ごしたいと切に願う。

 

余談過ぎる余談

実は2016年あと一本手に入れたかった筆記具がある。

PARKARの5th Ingenuityである。 

 店頭で試し書きした結果、これは是非に!と思う書き味であり、尚且つこの暗めの青緑のボディが非常に美しい。

ただ値段が。万を超えるので自分内予算委員会で大騒ぎが起こったものでして。

ただランニングコストが。替芯が他の万年筆のカートリッジやらと比べるとお高いものでして。

泣く泣く見送ったわけである。

それを言えばMont Blancの万年筆だって見送ってはいる。

手に入れた楽しい筆記具の陰には、手に入れることが叶わなかった(能わなかった)数々の筆記具もあるのだ。

それらはまた来年。再来年。

 

 

いつの間にか年末になっていた

気が付いたら年の瀬、気が付いたら12月

お久しぶりです、仙崎です。(この挨拶も何度目やら)

最後に更新したのが11月とは、今年の更新頻度の低さは自分でも驚くものがあります。

それもそのはず、11月の残業時間は約60時間。夜11時ごろに帰宅、そのまま風呂、就寝、という日々が続いておりました。*1

 

2016年もあと少し、ですが…

もう2016年もあと10日足らず、と少ないですが、出来る限り更新していきたいです。

文具の記事や、近況報告など…

 

本日は疲れ気味のため、この辺りで失礼します。

*1:それ以前の月も平均で40時間ぐらいの残業でした、とはいえこれがブログ更新が出来ていないことの言い訳になるわけでもなく…

シケレポ!~平成28年度行政書士試験~

最も試験らしくない試験

お久しぶりです。100日ブログカウントダウンマラソンの一つも完走していないのに、次の更新が11月に入ってからになるとは…

日々の業務の忙しさ、残業、11月の初めにあった謎の業務。

8月に受験を決めたときはまだ進退の一つすら決まっていなかったので、そのままずるずると当日を迎えてしまった感じがする。

 

試験対策:出たとこ勝負

実際、日々の仕事が忙しすぎて、土日は疲労感が溜まりすぎて、殆ど勉強が出来ていない。抑も何科目あるのかすらも把握していない試験だった。

行政関連は日々の業務や8月に受けた職場の昇任試験から、憲法民法といった法律科目は昨年の春ごろから夏ごろまでやっていた公務員試験対策の残り知識で補い、一般知識は常識力で勝負、といった感じだった。

一応購入した書籍はこれ。

 

 kindle版でアマゾンから引っ張ってきたが、実際購入したのは紙版。よく内容がまとまっているが、割と分厚い。

記述に関してはこの本の巻末についていたアンケートはがきを送ると貰える無料の対策冊子をぱらぱらとみていた。

 

行楽日和、試験日和

試験は昼から3時間。13時から16時と、ちょっとしたハイキング気分で受けられる。

自宅から試験会場へは電車とバスで向かう形となった。

集合時刻は12時30分だったので、約一時間前には現地入りした。

バス車内には試験会場へ向かう人が多く、年齢構成は20代から年配の方までまちまち。性別は男性の方が多かった。

バスに揺られて試験会場に到着すると、多くの資格試験学校の人が待ち構えており、「直前対策」などのビラを配っていた。

それを尻目に会場近くの椅子に座って昼食をとる。非常に良い天気である。

昼食後試験室に入り、試験開始までボーっとして時間を過ごした。

試験室はほぼ埋まっており、年齢構成は20代から60代くらいと様々で、男女比は男性の方がやや多いようであった。

眠さとか曇天とかバス停探しとか

試験での作戦はこうだ。合格するかどうかは分からないが、殆どはマーク。「まぐれ当たり」もあるかもしれない。まず一般知識分野から解きはじめ、次に法令分野、最後に記述式を解いて全体の見直し。

一般知識分野は割とサクサクと解けた。法令分野は最初のあたり非常に眠く、途中何度かうとうととしていたと思う。

記述問題はそれぞれ40字程度と自分が大学受験の時に解いていた問題に比べればはるかに簡単なのだが、語句を知らない、知識がないというだけでまとめるのに苦労した。しかもそれが正解かどうかは分からない。見直しに使えたのは試験時間の残り10分だけだった。

試験が終了すると、当然多くの人が会場を一度に後にする。となると近場のバス停は混雑するので、帰りのバスの試験会場近くの停留所の一つ前の停留所を探せば混雑しないことになる。

と考え、バス停探しをおっぱじめた。試験が終了すると試験前の陽気とは打って変わって曇天、少し肌寒くなっていた。途中余りのバス停の見つからなさに一度引き返したりして一本乗り逃がしたりと右往左往していた。これも試験の醍醐味である。

やっと見つけたバス停には、自分と同じことを考えたらしき受験者が数人いた。

帰りに電車を一本乗り過ごす

試験も終了したことだし、と近くの書店で漫画の新刊を購入する。

 最後数ページの緊迫する場面を読んでいたらいつの間にか降りる駅を過ぎていた。

 

何はともあれ、一区切りついた気がする。結果がどうであれ、試験の勘(?)の錆びつきは防げたのではなかろうか。

 

100日ブログカウントダウン100日目:そして次を見据え続ける

今年も毎日更新ならず…

このブログを始めてから今日で3年目である。新卒として働き始めて半年以上が経った今、大学生だった頃に比べるとめっきり更新頻度が減った。

 

このブログを始めて以来、100日ブログカウントダウンマラソンはまだ一度も100日完走を果たしていない。

 

来年こそは、と思いつつ、これから来年の100日ブログカウントダウンマラソンまでぽつぽつと更新頻度を増やしていきたい。

 

今年で3周年、これからも細々とで良いので本ブログを続けていきたい。

 

今後ともよろしくお願い致します。

 

100日目

100日ブログカウントダウンマラソン91日目:腕時計が壊れた話

嬉しい時も悲しい時も

本日は、13時からが昼休みだった。誰も居ない公園で一息つき、弁当を食べるその時間だけが一日職場で働いているうちで最も気の休まるときである。

ふと携帯電話の画面を見ると、休憩時間の終わりにさしかかっていたため、そろそろ戻るか、と公園の椅子から立ち上がった。腕時計の時間を見たら、携帯電話の画面より10分遅れていた。

果たしてどちらが正しいのか、首を傾げつつ無料メッセージアプリで知人に尋ねると、携帯電話の画面が表示した時間が返ってきた。

自分が身につけている腕時計は中学三年の時に購入したもので、ソーラー電波腕時計であるために、時間が狂うことは無い、はずであった。

掛け時計ではないが、100年も動いてはいないが、寧ろその10分の1ほどしか動いてはいなかったが、文字通り嬉しいことも悲しいことも皆知っている時計である。

高校受験も、大学受験も、浪人生活も大学生活も、教育実習も就職活動も資格試験も日々の大学の講義も早朝電車に乗っているときも全てを知っていると言っても過言ではない時計だ*1

試験中机の上に居るのは筆記用具、受験票、そして時計である。

その試験中のあらゆる局面で自分を支えた時計が正しく時間を表示しなくなってしまったのである。

割と衝撃は大きい。

午後から腕時計についているスイッチを色々と押してみたが、異常が直りそうな気配は今のところ、なさそうである。

 

動かないのではなく、時間が狂う

それでは現在の時計の様子を。表示されているのは明日の時間だ。

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日付の所が20日になっている。

果たしてこれは、10年使い続けたために来た寿命なのか、将又仕事で疲れを溜めている自分の心身の不調を訴えるサインなのか。

そういえば最近どこかにぶつけたような気もしないでもない。

 

買い替えは検討しているが、直るようならば直ってほしい。

 

ただまあ、次の展開、人生の次の局面を志向している現在において、一度リセットの意も込めて新しい時計にした方がいいのだろうかとも思っている。非常に名残惜しいが。

 

 

91日目。

 

最後に、時に関するこの曲を。

時よ

時よ

 

*1:知らないときがあるとすれば就寝中と風呂に入っているとき、海外旅行に出かけたときくらいだろう

100日ブログカウントダウンマラソン77日目:岐路と帰路

カードは出揃った。

10月になり、6か月の試用期間が終了すると同時に、正式採用となった。前回受検した昇進試験のためか、数百円月給が上がった。

8月下旬に受験し、9月中旬に統一採用試験合格が分かった国立大学法人等職員採用試験は現在1つの大学から内定をもらっている。ということになっている。*1

clown-crown0798.hatenablog.com

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 残留か、新天地を求めて転職か。

そうして新たな問題が浮上した。

現状では先輩職員は仕事を教えてくれず、激務は激務である。定時に会社を出たことがない。残業代はかろうじて出ているが、一度残業代が付かなかったこともある。

昼休みは既定の時間取れない、職場で気の休まるときがない。

 

だが、新天地は本当に現状よりも良いのだろうか。

これで新天地が現状よりも悪かった場合目も当てられない。現状は家から片道通勤1時間以内であるという強みがある。しかしワークライフバランスも何もあったものではない。

新天地はどうだろうか。カードを切るに値する場所だろうか。

 

まだまだ状況の読めない日々が続きそうである。

 

77日目。

 

*1:というのも内定通知書を送ってこないので、電話でそう聞いただけである。書面で表されたものがないと安心できないのは職業病か?

100日ブログカウントダウンマラソン65日目:重ねた日々を

前回から相当な時間が経ってしまった。

前回受けた試験に合格して、職場の試験にも追試にはなったが合格した。

前回から一ヶ月ほどが経過したが、職場の状況は良くなるどころか悪くなる一方である。

そんな中、本日は前回の試験の次の試験を受験した。

 

先を見定めていくこと、次を考え続けること

これはこのブログを書き始めた時からずっと考えてはいることである。

ブログを始める前は通っていた大学から別の大学に編入しようとしていた。

ブログを始めてからは就職活動やら旅行やら資格試験やら、何かと「次」に追われることが多かった。

そして今、また「次」を目指して試験を受けている。

 

今後どうなるかはわからないが、「次」を目指せる限り、目指すだけの気力と体力が続く限り「次」を追い求めていこうと思っている。

 

今目指す「次」の積み重ねが、その先の良い「次」に繋がることを信じて今は目先のことをやっていく時期なのかもしれない。

 

65日目