雨をどんよりした熱気を取り落とした傘を。:100日ブログカウントダウンマラソン5日目
雨が降りそうで降らなさそうで、やっぱり降ってきた一日だった
以前にも少し書いたが、自分は昨年4月に新卒社会人となり、昨年末から今年の5月ごろまで休職していた身である。
そういうわけで、職場のフォローアップというかなんというかみたいなので、まあ色々と生活習慣を聞かれたりとか最近の職場での様子を尋ねられたりとかするのである。
そんな中、ちょろっと出てきたのが、「自分はこの職場に合わない」という話である。
そんな感じのことを職場の人事の方に言われ、「ちょっと待てよ」とツッコみそうになった。
大学生までまあ基本的には恙なく生活してきて、この職場に来てから様々な事柄に巻き込まれた身である、それを「貴方は職場に合わない」*1とはどういうことか。
何だかモヤモヤしたものを抱えながら、就業時間いっぱいまで残りの仕事をし、切りのいいところまで進めてから帰路についた。
天気は心を映す鏡だとかなんとか、という言い回しのごとく、今日の天気は自分をものすごく反映している気がした。
帰りしな、出かけに雨が降りそうだと思って持って出た傘を取り落とし、傘の柄のところに傷がついてしまった。結局自分の通勤時には雨が降らなかったので、今日一日何のために持って出たのか、と思わなくもない上に傷までついてしまい、傘からすればいいとばっちりだろうと思わなくもない。
そして、傘についた傷を見るたび、今日のこの何とも言えぬ気持ちを思い出すことになるのだろうか、と電車の中で思った。
傷つき転がりまわりそれでも生きる。もやもやしようと立ち止まろうとそれでも前を向く。もやもやを感じながらもそんな覚悟に願いを込めて、これから傘についた傷を見るたびその覚悟を思い起こしていくことができれば。いつかもやもやした気持ちではなく、もやもやの中で生まれた覚悟と決意だけを思い出すことができれば、思い出せるほど強くなることができれば、そう願わずにはいられなかった。
5日目。
*1:といった感じのニュアンスだった。私の感じ方では
ちぐはぐとした一日:100日ブログカウントダウンマラソン4日目
今日1日は何かとドタバタしていた
休み明け一発目。なんだか今日は妙に忙しい1日だった。謎の電話が頻繁にかかってきたり、仕事が次々と増えていったりと。遅々として自分の担当業務が進まない感があった。
昨日お参りに行ったのだが、と思うこともなくもなかったが、そうすぐに結果が出るわけでもなし。気長に努力を続けていくことにする。
ちなみにちょっとしたメモや休み時間の開始時刻等を記録するのにはこのメモアプリがおすすめ。
4日目。
ザ・京都神社巡り:100日ブログカウントダウンマラソン3日目
昨年からのお礼参りも兼ねて
本日、ちょっとした旅行をした。昨年から色々とお世話になっている神社へのお礼参りを兼ねて、京都に出向いたのである。早朝から電車に飛び乗り、眠りながら揺られてたどり着いた京都は、非常に蒸し暑かった。
安井金比羅宮
1箇所目は安井金比羅宮である。
此処は縁切り神社としてかなり有名で、昨年何とか人間らしい仕事生活をすべく、悪縁(職場の)を切って欲しいとお願いしに行った。その結果プチ転職活動たる大学職員の試験は合格し、現在は別の部署で人間らしく定時に帰っている。
それを叶えてもらったのでお礼をし、新たな御守りを授かった。下図の御守りは、袋の色と中に入れるお札を自分で選ぶことが出来、願いや好みに合わせてカスタマイズが可能である。
清水寺・地主神社
http://www.kiyomizudera.or.jp/sp/
安井金比羅宮から歩いて凡そ15分くらいの所に清水寺と地主神社がある。
割とな坂道を登って行った先にあり、 この季節なので割と汗だくになった。地主神社へは清水寺の拝観料を支払わないと行けない仕様になっているため、清水寺の拝観料400円を支払った。
地主神社へは昔買った御守りを返却しに出向いた。中は日本人・外国人問わず若い女性がいっぱいだった。
清水寺は観光客だらけで人がかなり多かった。
晴明神社
逆に此処はそんなに参拝者が居らず、割と居心地が良かった。
晴明神社では旧暦の七夕まで限定の御守りを販売している。
中々見かけないユニークな御守りであり、お守りと一緒におみくじが入っていた。
と、まあこんな所で…
約3箇所を回りバスで京都駅に向かう。駅に辿り着くと昼頃になっていたため、駅周辺の地下街で昼食をとる。
歩き回ったが、中々充実した週末であった。
3日目。
病院ウィークエンド:100日ブログカウントダウンマラソン2日目
年寄りくさい話かもしれないが
四半世紀も生きてきた身、25年付き合って方が、最近病院通いが絶えない。
昨年からの心療内科に始まり、内科、整形外科、皮膚科、と割とな頻度で出かけている。
6月中旬よりその頻度が上がり、ほぼ毎週、ひどい時には週に2回は病院通いとなっていた。
症状も様々で、ひどい夏風邪に始まり皮膚炎やら腰痛やら色々とガタがきている感が強い。
結局夏風邪は2週間ほどで治り、腰痛は3日ほどで治った。今日は皮膚科だった。
ここでしっかりメンテナンスをして、まだまだ続く人生の道のりを歩んでいきたい。
2日目。
少しは人間らしい生活になったと思う。:100日ブログカウントダウン1日目
昨年よりも時間ができた。
追々ここに書いていくことになるが、昨年末から今年の春まで、仕事を休職していた。
昨年は本当に怒涛で、何がなんやら訳もわからない内に一年が過ぎていった覚えがある。
だが今年は仕事も定時で上がれるので、非常に人間らしい生活を送っている。
それがブログ更新につながるかと言われればそうではないのだが…。
まあ100日ブログカウントダウンマラソンは続けられそうな気がする。
1日目。
何年目かの正直:100日ブログカウントダウンマラソン0日目
今年こそ、ちゃんと100記事目指して
こんばんは。お久しぶりです、仙崎です。
最近は場所が昨年までと変わり、ものすごい人間らしい生活を送っております。
今年こそなんとか、毎日記事を連投し続けることが出来ますように、と願いつつ。
まずは号砲を。
0日目。
ページをめくるごとにざわざわ来るぞ!!:『福本伸行 人生を逆転する名言集~覚醒と不屈の言葉たち~』
2016年最後の読書で、2017年最初の読後感想文
さっきブログの公開記事をカテゴリごとに見てみたが、「読後感想文」カテゴリで記事を投稿したのは、2015年が最後になっていることに気が付いた。
2016年も年間通じて10冊ほどは読んでいる。その最後に読み終わったのがこちらの本である。そして、この本が2017年最初の「読後感想文」カテゴリの記事になりそうだ。
今Amazonで見てみたが、このシリーズはこの本以外にも何冊か出版されているらしい。
福本伸行先生の作品で今のところ読んだことがあるのは『アカギ』、それも三巻まで、である。ちなみに私は麻雀のルールは分からない。「和了る」の読み方もわからないのだが、この漫画には妙に引き込まれるところがある。主人公の所謂ラスボスオーラとでもいうべきものだろうか、凄みが紙面を通して伝わってくる気がするからである。
この本では『アカギ』に限らず、他の福本作品からも名言が紹介されている。それらの名言を全部で6つのジャンルに分けて紹介し、最後に福本伸行先生本人のインタビューやテレビでの発言を記している。尚、6つのジャンルの最後には紹介されている名言を作中で話した人物の簡単な紹介が載っている。
見開き1ページで名言、名言の発言者、出典、その名言が発せられた状況、「言魂ゲージ」、編著者の解説が載っており、作品を知らずとも名言を味わうことが出来る。勿論、作品を知っていたらより深く名言を味わえること間違いなしだと思う。
剃刀の如き鋭さ、海溝の如き深さ
何といっても紹介されている名言の鋭く深いことがこの本の特徴である。それだけその漫画作品がエッジの効いたディープなストーリー展開であろうということは想像に難くないが。
幾つか私が「ざわ…ざわ…」来た名言を紹介したいと思う。
30になろうと40になろうと奴らは言い続ける…
自分の人生の本番はまだ先なんだと…!
「本当のオレ」を使ってないから
今はこの程度なのだと…
そう飽きず 言い続け 結局は老い…死ぬっ…!
その間際 いやでも気が付くだろう…
今まで生きてきたすべてが
丸ごと「本物」だったことを…!
―――利根川幸雄
p16より
一日一日を真剣に生きさせてくれる言葉である。「本当の自分」を出すならば今この時この瞬間である。
ここぞという時…
そんな急所…
悪魔は みな優しいのだっ…!
何故それに気がつかない…?
―――工藤涯
p30より
これもまた真理。覚えておかなければコロッと騙されたりしそうであるので、心の底においておきたい。状況説明を読むに、しかしこの主人公、若干14歳にして壮絶な修羅場をくぐりすぎである。
大詰めで弱い人間は
信用できぬっ…!
つまりそれは管理はできても勝負のできぬ男…
平常時の仕事は無難にこなしても緊急時には
くその役にも立たぬということだ
要するに
ピンチは凌げず チャンスは逃す…
―――兵藤和尊
p54より
ここ一番、で弱いといつまでも勝負が出来ず、現状に甘んじるしかない。ただ、勝負することも大事だが管理することもまた大事だと思われる。緊急時とか「ここぞ」で戦え、尚且つ普段は無難に過ごせるようなハイブリッド人間になりたい。
あろうことか… 祈ってしまった…!
何も考えず… 神頼み…
救ってくれ…
オレを助けてくれ… だっ…!
もう自分以外… 頼る者などない… と
骨身に染みて…
知っていたはずなのにっ…!
―――伊藤開司
p82より
祈ることに関しては『ベルセルク』にもいい名言があったが、やるべきことをやりつくす前の神頼みの危険性がよくわかる名言である。
人は追い詰められて
初めて未曽有の潜在能力
その扉を開けることができる
そういう意味ではまさに
苦境こそチャンス
―――金光修蔵
p152より
「火事場の馬鹿力」の説明のような文章だが、苦境に陥った時に苦境をチャンスと思えるようになりたい。
作者本人からの言葉の中からは、これを。
何者になれるかどうか悩んでる若い人たちに言いたい。
おまえは東大主席か、と。
そういうエリートなら、今いる位置が惜しくて、
挑戦しないってのもわかるけど、
普通の人生しか送れそうにない人なら、挑戦するべきですよ。
20代でやるべきことは、勝つなり負けるなりすること。
勝てばいいし、負けでもいい。
一番まずいのは、勝ちも負けもしないこと
―――福本伸行
p224より
自分が今持っている物が、手放すのが惜しいものでもない限り、挑戦した方がいい、勝っても負けてもいいんだ、という挑戦しようとする自分を後押ししてくれる名言である。
該当する漫画を読んだことのない人でも、この本に収録されている名言はぐっとくるものがある。
2017年、決意も新たに、多くの事柄に挑戦していきたい。…勝っても負けても。