大学小話:100日ブログカウントダウン16日目
今週のお題「ちょっとコワい話」
大学生だった頃に聞いた話1
私が通っていた大学は、昔はどうやら自殺者の多い大学だったらしい。理由は様々だが、私の在学中も後輩が夏休み後に来なくなったり、学問の道に入り込みすぎて色々とアレになったり、逆に学問とうまく合わなくて中退したりする人が多かったので、恐らく昔もそんな感じだったのだろうと思っている。
また、大学のキャンパス自体微妙にボロいので、どうもその自殺スポットみたいなところが普通に残っているのだとか。(少しは改装されているものの、その名残があるとかなんとか…)
そしてその自殺スポットみたいな場所の付近で色々起こるという話である。
夜警備員が見回りに行くと電灯が点いており、音がする。誰かいるのかと思いきや、その部屋は無人だったり。
改装されてカフェテラスみたいな場所になっているところが昔は「落下地点」だったらしく、その付近で怪奇現象が起こったり。
そんな場所でよく卒論のために夜中まで残っていたり、夜を越したりしていたものである。(棟自体は別だったが…)
大学生だった頃に聞いた話2
これは私が在学中にあった話である。
私が所属していた学部の1年次、2年次には必修科目を1単位でも落とすと進級不可(つまり留年)、という規則があった。
必修科目は全部で5つ、単位は10単位。私は1年次、2年次共に辛くも進級することが出来たが、その学部のとある専攻では3年次進級の際に半数が進級不可になったらしい。
つまり、3年次に在籍する学生がもとの半分、ということである。
……お分りいただけただろうか。この圧倒的なまでの恐怖を。
学校に怪談はつきもの
学校という場所はまあ様々な人間の集う場所で、そうなるとその手の話には事欠かないスポットではあるのだが、
私は二つ目の話の方が恐ろしい。
本当に怖いのは幽霊ではなく単位である。
16日目。