読書の秋:インドネシア 100日ブログカウントダウンマラソン96日目
秋の夜長に、世界最大の群島国家に想いを馳せて
インドネシア語学習者は多いか少ないか。これは仙崎が考え続けてきた疑問である。
大学で、インドネシア語を教えている所は、きっと少ないはずであるが、検定試験を受けた際に、意外と多くの人が受験しているのを見かけた。・・・年齢層は30~60代くらいだったが。
ただ、今後の事を考えると学習者は増えるんじゃないかと思われる。観光地としても有名なバリ、発展著しいジャカルタ・・・と、インドネシアには魅力的な場所が沢山ある。
ただ、観光でもビジネスでも留学でも、何を目的とするにしろ、インドネシアの事を最低限でも知っておいた方がいいのではないか。そう考え、今まで仙崎が読んでみて面白かったインドネシアに関連する本を挙げてみたいと思う。言語を学習しないまでも、インドネシアに関することをちょっとでも知っていると何かの役に立つかもしれない。
インドネシアについて、政治や宗教、教育、農業、経済など、一章数ページで簡潔に説明されている。
これを一冊読むと、インドネシアの今についてある程度の輪郭が分かってくるのではないかと思われる。経済面は言うまでも無く、政治面では、最近の大統領選挙について日本で報道されていたことからも、この国に対する関心が高まっているといえそうだ。背景を知っていると、数倍面白くなる。
これは、インドネシアの今後の成長の可能性や、市場の規模、経済的にも優位に立っているという点を統計データ等を駆使して詳しく説明している一冊である。その見立てには、若干楽観視しすぎているのではないかと思う所もあるが、インドネシアに経済成長の余地があることがよく分かる本である。同時に、この国の政治とカネの問題をも取り上げている。
以前、こちらの記事でもこの本の一部を取り上げた。
名前について 100日ブログカウントダウンマラソン40日目 - 13面体の賽子
古い本だが、一章一章の内容が非常によく練られている。民主化以前に出版された本なので、当時の状況がよく分かる。
こちらは、インドネシアにおけるイスラーム教の現状について書かれた本である。インドネシア国内のイスラーム勢力と国家、政治との関係について説明されており、インドネシアの政治を知るために必要なことは何か、について考察されている。
次は、言語学習のとっかかりになりそうな本を。
インドネシア語の文法や、単語の構造を分かり易く示した本。そこまで分厚くないので一気に読める。インドネシア語は難しくないんだ、と安心させてくれる本であると思う。読み物としても非常に面白い。「言葉のしくみ」シリーズは他の言語のバージョンもある。

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インドネシア語を学ぶ際にとっかかりとなりやすい。ユニットごとに内容がまとめられているので、毎日一章ずつ勉強していくと文法についてよく分かるようになっている。CDの発音も聞き取りやすい。
観光地や、有名な場所以外にも、インドネシアにはまだまだたくさん魅力的な場所があるんじゃないかと思っている。・・・勿論、魅力的な事柄も。
96日目。