辞書/辞典/その他 役に立つと個人的に思うアプリランキング2014
辞書は詩になりうるか
外国語を学ぶ人間にとっても、またそうでなくても、辞書・辞典は必須のものである。
よく小学校や中学校、場合によっては高等学校で紙の辞書を引かせるのには、きっと訳があるのだろう。・・・仙崎は辞書を学校においていたが。
高校生になると、電子辞書を持っている人が増えたが、仙崎は電子辞書を持っていなかったので、相変わらず紙の辞書を使い続けた。予備校時代も、講師が私の方を向いてわざとらしく「電子辞書を使って語句の意味を調べなさい」云々と言っていたが、残念ながら世の中には金という重要なファクターがあることをその講師はきっと知らなかったのだろう。
また、辞書・・・というより書物を使った占いまであるという。ビブリオマンシーといって、目を閉じて書物を開き、一点を指差したところにある語句が今日の運勢なり自分が抱えている問題に対する答えなりになったりするそうだ。かなりうろ覚えの知識だが。昔は聖書を使っていたらしい。
大学生になってから、電子辞書を使うようになったが、周りを見渡してみると、紙の辞書を、それもかなり年季の入った紙の辞書を使っている人がいた。そして、学習する言語によるが、電子辞書が存在するという名誉に浴することが出来る言語はほんの一握りであるため(勿論インドネシア語―日本語、日本語ーインドネシア語の電子辞書は無い。紙の辞書があるにはある。普段は語句集を使用している)、様々な言語を学んでいる人々はべらぼうに高い辞書を買わされることになる。ロシア語、ビルマ語、ヒンディー語、ペルシャ語・・・それらの言語の辞書はかなり高かったような気がする。
話を元に戻して、アプリランキングを。
第5位:88星座図鑑
これは88の星座について星座のトリビア、どの季節に見られるか、どんな星から構成されているかを知ることができる図鑑である。星座好きは勿論のこと、親子でも楽しめるアプリである。
第4位:郵便番号検索くん
郵便番号はわかっているが、住所は分かっていない、あるいはその逆という状況に陥ることは多々ある。そんな時に役立つのがこのアプリ。非常にシンプルな見た目で、操作性も抜群。よく調べる郵便番号(住所)をお気に入り登録することもできるうえに、場所を地図で確認したり、調べた郵便番号(住所)をメールで送ることも出来る。読みも書いてあるので初めて見る地名でも心配なし。
第3位:Smart六法Basic
ちょっと法律を見たい時に便利なのがこのアプリ。法学部ではないので有用性は定かではないが(仙崎個人としてはこれだけ参照できれば十分だと思っている)、憲法、民法、商法、会社法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法が収録されている。同時に様々な法律を閲覧するために、3つまで参照している法律を登録することが出来る。
六法系のアプリでは、他に「e六法」「電子法令検索」もある。此方も使いやすいが、ちょっと閲覧したいときはSmart六法の方が便利。
第2位:Google翻訳
仙崎の使用頻度としてはこのアプリが辞書/辞典/その他アプリでは一番高いが、正確性に欠けるアプリ。インドネシア語の文書を読んでいて分からない単語に出くわしたとき、「辞書に載っていない」場合が結構な頻度で存在する。その時に出番があるのがこのアプリ。インドネシア語以外にも、アルバニア語とかスロベニア語など全部で80言語に対応しているが、翻訳が正確かどうかは定かではない。インドネシア語の場合は定かでないことが多々ある。これをメインで使用するのはお勧めしないが、困った時に使えるのもこのアプリなのである。ある程度知っている言語であれば、分からない単語を検索しても、大体文脈とかで意味があっているかどうかが分かるし、普段仙崎はこのアプリを、文章で自分のうろ覚えの単語を使用するとき、或いは単語を調べる際に自分の知識と照らし合わせて正確さを補強するときに使用する。ちなみに一旦英語を経由すると正確性が向上するらしいが、その日本語→英語の翻訳も正確かどうかは定かではない。調べた単語をコピーすることも出来る。
第1位:英辞郎on the WEB for iPhone
正確さでは1位と2位に雲泥の差がある。
単語だけでなく、フレーズも調べることが出来るアプリ。ただし英和・和英のみ。少し広告が鬱陶しいが、単語帳を作成したり、履歴を見たりすることも出来る。あると便利なアプリ。
はみ出しランキング:Kamus Besar Bahasa Indonesia
インドネシア語版国語辞書。インドネシア語の分からない単語を調べると、インドネシア語で意味が出てくる。仙崎にはまだ使いこなせない。
2014年最初のアプリランキングは辞書/辞典/その他である。
こうして無料で辞書が使えるようになると、高校生までの苦労は何だったのかと思う。きっとイマドキの高校生はこういったアプリを駆使して授業に臨んでいるのだろう。
まあそれを言えば、江戸時代の蘭学者たちの苦労たるや計り知れないほどであったのだろう。(蘭学者たちの辞書の無い状態、単語を一つ一つ調べるのに膨大な時間がかかったという話を日本史の資料集で見つけるたびに毎度尊敬の念を抱く)