13面体の賽子

最後に決めるのは自分だ。断じてサイコロではない。

好奇心は猫をも殺す 100日ブログカウントダウン61日目

必ずしも人間もそうであるというわけではないが。

仙崎はよく「好奇心は猫をも殺す」と怒られることが多々あった。

「ボタンがあれば押してみる、ヒモがあれば引いてみる、穴があれば覗いてみる、階段があれば登ってみる、その先に何が待ち受けていようとも」
どうやらこれは先祖代々受け継がれてきた遺伝子なんじゃないかという非科学的な、それでいて信憑性のある説まで引っ張り出されるほどだ。



今でもその「自分を窮地に追い込むほどの好奇心」は衰えていないと思う。寧ろ増進してきた。

大学生になり、無駄に潤沢な時間と昔よりは自由に使える資金、謎の行動力及びモチベーションが増えたため、好奇心の赴くまま、気の向くままに行動することが増えたのだと考えている。

好奇心と同時に知識欲も人に比べると旺盛であると自負している。

人間は何時間眠らなくてもよいのか、私が今見ている「色」は、他の人にとっても同じように見えるのか、空の向こうはどうなっているのか、古生代中生代の生き物の色は化石しかないのにどうして図鑑では色が着いているのか・・・

幸いなことに身近には疑問をある程度明らかにしてくれる人間、最近ではインターネットが存在する。


確かに好奇心はこの身を危険に晒してきただろう。木登りで手を棘だらけにしたこともあった、無駄に傾斜のある砂利の坂道を自転車で下って大破したこともあった(眼鏡が壊れ、右目の上を浅く切った。普段は温厚なかかりつけの眼科の医者に怒られた)、後者は20歳を過ぎてからである、好奇心は痛い思いも招く。

だが。
好奇心はきっと何か素晴らしいものへと導いてくれるのだろう、そう考えながら今日もまた好奇心にまみれて過ごした。

好奇心が無くて何かを楽しく学べるものか。否であると信じたいものである。

61日目。