13面体の賽子

最後に決めるのは自分だ。サイコロではない。

トゥルーマンとスタバなう 100日ブログカウントダウンマラソン41日目

The Truman Show

前期の英文学か何かの授業で、1000語ほどの英文が課題として出た。

 

"The Truman Show"という1990年代の映画を観て、それに関する書籍を何冊か読み、映画と関連させながら論を展開する、という課題だった。

 

実は同じく1000語ほどの英文を書かなければならない課題があったので、仙崎は7月後半に死にそうになっていた。・・・単位は手に入れることが出来たので良しとしよう。

 

とまあ、個人的な話は置いといて。

トゥルーマン・ショー(通常版) [DVD]

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シーヘイブンという街で保険のセールスマンをしているトゥルーマン。彼には美しい看護師の妻メリルと、気の置けない頼りになる友人マーロンが居て、日々を楽しく生活していたが、大学時代に恋に落ちたシルビアという女性を忘れられずにいた。彼の夢はシルビアが居る(らしい)フィジーに向けて旅をすること。そんなある日、トゥルーマンは自分の生活に違和感を覚える。

実はシーヘイブンは架空の街で、ハリウッドの中に作られた巨大なセット。トゥルーマンの生活は彼が生まれた時から全世界に向けてテレビ放送されていた。それを知らないのはシーヘイブンの中にトゥルーマンだけ。違和感を覚えたトゥルーマンはシーヘイブンからの脱出を試みる。

 

・・・とまあ、こんな感じの粗筋だ。

 

実は「トゥルーマン・ショー」という名前はこの授業が初ではなかった。高校生の頃に模試か何かでこの映画に関する評論を読んだことがある。最初に見た時は、「なんちゅうぶっ飛んだ映画や」と呆れながらにツッコミを入れてしまった。

 

仙崎はこの映画と消費について現代社会と関連付けて論を展開することを試みた。・・・実際は破れかぶれの英文をレポート提出場所に叩きつけることになったが。

この映画の中では、「トゥルーマン・ショー」として全世界にテレビ放送がされている。映画の中のテレビの放送、ということだ。24時間365日生放送ということで、CMを挟むことが出来ない。此処が面白いのだが、「トゥルーマン・ショー」では至る所が(或いは全てが)広告となっているのである。

親友であり幼馴染であるマーロンが持ってくるビールも、妻であるメリルが持っている万能包丁的なやつも。

また、「トゥルーマン・ショー」にでてくるものは全て通販で購入可能となっているのである。(トゥルーマンが住んでいる家も!)

他人の生活を四六時中眺めて面白いのかと思うが、映画の中では爆発的なヒットとなっていた。

あらゆるものが広告となっている世界からトゥルーマンは脱出を試み、そして成功する。しかし、我々は脱出できるのか?そもそも、我々の世界もシーヘイブンに同じくあらゆるものが広告と化しているのではないか?

モデルが着用している服が売れる。

〇〇という俳優が劇中で使っている眼鏡と同じデザインのものがヒットする。

CMでは認知度が高く、好感度も高い芸人やアイドルが商品を紹介し、それを購入する。

 

我々の世界はトゥルーマンの世界と何ら変わることは無く、トゥルーマンが脱出した先の世界ですら広告に満ち溢れているのではないか?

 

スタバなう

とか何とか考えた激戦の7月を乗り越え、今日面白い記事を見つけた。

なぜ人は「スタバなう」とつぶやくのか : 日経BizGate

 

此方からの引用。

あらゆるものが「自己を投影するツール」や「友人とコミュニケーションをとる媒介」になっていく社会――。何を言っているのかサッパリ分からないという読者のみなさん、ぜひTwitterFacebookで実際にチェックインをしてみて、現代の消費者が持つインサイトの機微を感じてほしい。そこに、巨大なビジネスチャンスや、自社の商品・サービスを効果的にマーケティングするヒントが眠っているかもしれないからだ。

池田紀行 「なぜ人は「スタバなう」とつぶやくのか」

 

あらゆるものが広告となる社会に似ているような気がしなくもないですか。あ、こじつけっぽいですか。

 

ただ、その「自己を投影するツール」や「友人とコミュニケーションをとる媒介」が広告とつながった時に(或いは「ツール」や「媒介」になった時に)、その広告は拡散され、評価をつけられ、無限に広がっていくことになるんじゃないかと思う。「何でもない個人」が広告を広げうる人間になる。流石のトゥルーマンも、それには驚くんじゃないかと。・・・とはいえ、それを言っちゃうとブログとかも「何でもない個人広告塔」に該当するのではないかと思ってしまったりもする。

 

「スタバなう」は自己承認欲求の産物であると同時に、トゥルーマンを超える広告になるかもしれない、というだけの話。

 

長文でなおかつ意味のよく分からない文章で失礼しました。

 

41日目。