13面体の賽子

最後に決めるのは自分だ。断じてサイコロではない。

ビードロ 100日ブログカウントダウン28日目

今週のお題「ふるさと・夏」

お盆休みもそろそろ終わりかと思われる。

あいにくの連日続く雨のため、墓参りに行くことはできなかったが(一応仏壇には挨拶しておいた)、久しぶりに祖母に会いに行くことはできた。


実はその祖母の家を片付けることをメインの目的として訪れたのである。車だけで行くことができるが、豪雨などによって文字通り陸の孤島と化す可能性の高い地域であるため、増えに増えた思い出の品(なり、ガラクタなり何なり)をこの休みである程度片付けておこうと思い立ったのである。


結果、2時間程度で1/3は片付いた。学生の頃の体操服や、謎のCD、カセットテープ、ガラクタ、様々な紙類を処分した。


様々なものを捨てたりまとめたりしているうちに、こんなものが出てきた。

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自分が中学生の頃、修学旅行先である長崎にて購入したものである。

確か長崎の街角に置いてあった色とりどりのビードロの中から涼しげな色のものを選んだのである。


ビードロを吹くものであるとは知っていたが、どんな音がなるかは知らなかったので、興味本位で買ってみた。


目を瞠るほど薄い硝子の精巧さ、美しさに驚き、あれから十数年、とまではいかないものの、ある程度は経っているにもかかわらず、ちゃんと音が出ることに感心した。まあ、ずっとしまい込んでいたので当然といえば当然だが。


購入した後、説明書をしっかり読んではじめて吹いたビードロの音にはかなり驚いた。一瞬、吹く→即破壊、かと思った程だ。

久しぶりに吹いてもその音は健在で、前よりは慣れた感じで吹けるようになったと思う。

さぞ江戸時代の人もこの音に驚いただろう。

どんな原理でそんな音がするのかは分からないが、その色合いから、夏の間は出して飾っておこうと思った。


たまには大片付けもいいものだ。


28日目。