シケレポ!~第44回インドネシア語技能検定試験C級・B級~
本日、予てより状況をお伝えしてきたインドネシア語検定を受験してきた。
その模様についてリポートしていきたいと思う。
試験全体の様子
・・・やはりというか何というか、全体的に人が少なかった。B級で30人程度、C級で40人程度だった。両級共に平均見た目年齢は40~50歳くらい。学生が多いかと思いきや、結構年配の方々が多くいた。問題冊子、解答用紙はそれぞれ印刷され、ホッチキスで留められた簡素な冊子と、A4カラーコピーのマークシートだった。(B級は日本語訳作成があったので空欄部分もあった)
仙崎はB・C級合わせて13,500円ほどインドネシア語検定協会にぼったくられ 支払っているが、仙崎が受けてきた最近の試験の状況と比較すると、近年稀に見る適当さだった。
午前の部:C級
試験会場となっている貸会議室の入ったビルに(何故か)一時間前に到着。
残念ながら会場設営はまだ出来ていないようだった。
廊下で待ちながら過去問の不明単語たちを調べたりなんだりするものの、試験開始20分前になっても部屋に入れない。これが噂の「ゴム時間」なのか、と妙に感心。
受験生観察を始める。学生が多いかと思いきや、中高年の方々が多い。どこでインドネシア語を学んでいるのか、と聞きたかったが、話をできそうな雰囲気ではなかった。残念。
複数級受験可能!でも・・・
午前の部終了。午後からのB級に備えて昼食として持参してきた弁当を食べたいと申し出たが、会場である貸会議室内では飲食できないとのこと。ビル周辺にも他の階にも飲食できそうなスペースが無さそうだったので、そのまま廊下で昼食を食べる。
何年か前、まだ仙崎がバリバリの(?)受験生だったころに、廊下で立ったままサラダを食べていたことをふと思い出した。
午後の部:B級
気を取り直して午後の部。午前の時と同じように過去問を見直す。
午後からはB・D・E級の受験があったので、結構な人が来ていた。
学生らしき若者も比較的多く見かけたが、同じ部屋では無かったのでどうやらD級かE級のようだ。
彼らにも話を聞きたかったが、自分たちの世界に入っているようだったので無理だった。
試験を振り返って・・・
B級は全く歯が立たなかったといっても過言ではない。さすが合格率6%(数値は仙崎が公式ホームページに載っていた数字から概算したもの)の試験なだけある。
C級は長文とリスニングは比較的簡単であった。
両級に通じて言えることは、
語彙力が足りない
ということである。
今後より一層精進していきたいものである。
検定協会にちょっと一言・・・
試験中に試験官が退出してしまってどうする。
(仙崎は試験に対して申し訳がないため、しないが)カンニングし放題といっても過言ではない態勢はどうかと思う。
更にリスニングが普通にCDコンポで音声を流すとは。。
色々とびっくりした。(仙崎の席はCDコンポから遠かったが問題なく聞こえた)
過去問が最新版で三年前。。そして問題が回収されるという。
仙崎が購入した過去問は、同協会が出している物で、特A・A・B級と、C・D・E級で分かれて一年分(つまり二回分)入っている。
冊子は一冊1,500円程度。CD付き。
冊子はフツーに印刷された紙的なものがホッチキスで留められているだけ。後ろには答えが付いているだけ。長文などの日本語訳、解説文はナシ。
曲者なのが、この過去問冊子のリスニングの問題である。
冊子を見ると、リスニングの部分はスクリプトと問題文、選択肢が載っている。
「これ音声と同じこと書いてあるんじゃね?」
と一瞬思ったが良く考えればこれはスクリプトかもしれないと思い、更に全部文音声のみの可能性も一応考慮して(とはいえ流石のインドネシア語検定も選択肢くらい印刷するだろうとタカを括ってはいた)用心していたが、
実際の試験は問題文、選択肢も全て音声のみであった。
これは知らなかった場合ダメージが大きいだろう。
紙代ケチるなよ、と少し思った。
また、今回受験した際に、問題冊子も解答冊子も回収されていった。
ここから先は仙崎の推論だが、
インドネシア語検定協会が、問題を持ち帰られて協会以外の会社などに全文訳等を付けた「予想問題集」とか「過去問題集」とかを作られると、協会の利益が奪われることを危惧したのではないかと思っている。
・・・まあ、もともと得られる利益は受験者数の少なさからタカが知れているのではないかとも思わなくもないが。
今後、試験勉強に使った教材等についても説明を加えていくと思う。
長文になってしまい申し訳ございません。